BIMソフトの価格や相場は?導入費用を試算

目次

BIMソフトの導入を検討している企業向け

BIMソフトの価格は、3年間の総額で比較する

主要製品の公開価格では、BIM用途の年額プランは19万8,000円〜46万2,000円(税込)です。買い切りを選べる製品では、BIM向けエディションの本体価格が52万3,600円〜85万8,000円(税込)です。

ただし、比較すべきなのはライセンス単価ではありません。3年分のライセンス+保守・クラウド・追加機能+PC+教育・初期設定を、同じ人数と期間でそろえた総額です。

BIMソフトの価格や相場を図解

比較条件

  • 同じエディションと必要機能
  • 同じライセンス数と利用期間
  • 税込・税抜の区別
  • 保守、クラウド、教育の有無

別途見込む費用

  • 推奨環境を満たすPC
  • 初期設定とテンプレート整備
  • 操作研修と社内ルールづくり
  • 追加機能、CDE、データ連携

主要BIMソフト4製品の価格比較

本記事では、「BIMソフト 価格」の検索上位9ページを確認し、複数の上位ページで共通して取り上げられている建築設計用BIMソフトのうち、日本向けの公式価格またはライセンス体系を確認できるArchicad、Revit、GLOOBE、Vectorworksを比較対象としました。

市場シェアやおすすめ順位を示すものではありません。設備設計など特定分野に特化したソフトや、価格を個別見積もりでのみ案内している製品は今回の比較対象から外しています。

4製品をBIM用途のプランにそろえ、月額・年額、買い切りの有無、価格に含まれる範囲を比較します。Revitの金額は公式ページの動的表示から調査時に確認できなかったため、推測値を載せず契約形態のみ示しています。

主要BIMソフトの公開価格(2026年8月12日時点)
ソフト・プラン 月額・年額 買い切り 価格条件
Archicad Studio 月額56,100円
年額392,700円
新規販売終了 税込・1ライセンス。クラウド共同作業は別契約
Archicad Collaborate 月額66,000円
年額462,000円
新規販売終了 税込・1ライセンス。BIMcloud SaaSを含む
Revit 公式サイトまたは販売店で要確認 なし 1か月・1年・3年のサブスクリプション
GLOOBE Architect 基本 年額198,000円 858,000円 税込換算。オプション・保守は別途
Vectorworks Architect 2026 月額19,800円
年額198,000円
523,600円 税込・1ライセンスの標準価格

※参照元URL:Graphisoft(https://www.graphisoft.com/jp/buy-archicad/price)、Autodesk(https://www.autodesk.com/jp/solutions/revit-subscription-faq)、福井コンピュータアーキテクト(https://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/price.html)、Vectorworks Japan(https://www.vectorworks.co.jp/subscription/)

3年間のライセンス費をそろえるとどうなる?

1ライセンスを3年間使う前提で、公開価格から計算できる範囲をそろえると次のとおりです。PC、教育、オプション、クラウドなどは含みません。

1ライセンス・3年間の費用目安
プラン 3年間の費用 含めていない費用
Archicad Studio 1,178,100円 クラウド共同作業、教育、PC
Archicad Collaborate 1,386,000円 教育、PC
Revit 見積年額×3 必要なクラウドサービス、PC、教育
GLOOBE 年額利用 594,000円 オプション、電話サポート、PC、教育
Vectorworks Architect 年額利用 594,000円 PC、教育

これは選定結果ではなく、比較の出発点です。同額のGLOOBEとVectorworksでも、含まれる機能や必要な追加構成が異なります。

主要BIMソフトの価格と契約上の注意点

Archicadの導入費用

新規導入では、Studioが月額56,100円または年額392,700円、Collaborateが月額66,000円または年額462,000円です。いずれも税込・1ライセンスです。

Soloは新規・追加受付と更新が終了しており、新規導入の比較対象にはできません。永久ライセンスも2025年末で販売を終了しました。

StudioはBIMcloud SaaSを含まないため、クラウド共同作業には別途契約が必要です。CollaborateはBIMcloud SaaSを含みます。30日間の無料体験では、Studioに含まれるArchicad、BIMcloud Basic、BIMxを1回試せます。

※参照元URL:Graphisoft(https://www.graphisoft.com/jp/buy-archicad/price)

Revitの導入費用

Revitは1か月・1年・3年のサブスクリプションで提供され、永久ライセンスはありません。公式サイトまたは認定販売パートナーから、同じ契約期間と人数で見積もりを取得してください。

指名ユーザーは最大3台へインストールできますが、同時に使えるのは1台です。複数人で同時利用するなら人数分の契約を前提にします。

無料体験は通常30日間です。Revit 2026の推奨構成の一つには32GB以上のメモリが示されているため、既存PCが要件を満たすかも確認してください。

※参照元URL:Autodesk(https://www.autodesk.com/jp/solutions/revit-subscription-faq、https://www.autodesk.co.jp/support/technical/article/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-Revit-2026-products.html)

GLOOBEの導入費用

GLOOBE Architect基本は、購入858,000円または年額198,000円です。公式表示の税抜780,000円・180,000円を税込換算しています。

実施設計、法規チェック、PDF取込、FM連携などはオプションです。購入版は保守なしでも所有バージョンを使えますが、対応OSは購入時点の範囲に限られます。最新版提供のプログラム保守は年158,400円(税込)です。

無料体験は30日間です。2026年8月12日時点の配布版はGLOOBE 2025で、WebViewer出力、点群アシスト、V-style、クラウドチームなどは利用できません。

※参照元URL:福井コンピュータアーキテクト(https://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/price.html、https://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/download.html)

Vectorworksの導入費用

Architect 2026は、月額19,800円、年額198,000円、永続ライセンス523,600円です。いずれも税込・1ライセンスの標準価格です。

年額サブスクリプションは月額10か月分に相当します。永続版で最新版提供やサポートを受けるService Selectは年115,500円(税込)です。公式の3年試算では、年額サブスクが594,000円、永続版とService Selectの組み合わせが870,100円です。

※参照元URL:Vectorworks Japan(https://www.vectorworks.co.jp/subscription/)

サブスク型と買い切り型はどちらを選ぶか

短期利用や少人数での試行ならサブスク、同じ製品を長く使うなら買い切りが候補です。ただし、買い切りでも最新版・サポート・OS対応を維持する費用がかかる場合があります。

ライセンス形態の選び分け
比較軸 サブスク型 買い切り型
初期負担 抑えやすい 大きくなりやすい
最新版・サポート 契約中は含まれることが多い 別途保守が必要な場合がある
短期の増員 対応しやすい 費用を回収しにくい
契約終了後 原則利用できない 所有版を使える製品がある

BIMソフトの導入費用を見積もる4ステップ

  1. 利用人数と期間を決める

    常時利用者、一時利用者、閲覧のみの担当者を分け、月額と年額を3年間など同じ期間へ換算します。

  2. 必要機能と連携環境を決める

    対象工程、取引先と受け渡すファイル、クラウド共同作業、必要なオプションを整理します。

  3. ライセンス以外の費用を加える

    • 推奨環境を満たすPCや周辺機器
    • 初期設定、テンプレート、ファミリ整備
    • CDEやクラウドストレージ
    • 導入研修と継続教育
    • 保守、サポート、バージョン更新
    • 既存データ移行と連携検証
  4. 無料体験で実務データを試す

    読み込み・書き出し、図面化、処理速度、共同作業を実際の案件データで確認します。操作時間やエラーを記録すれば、価格差に見合うかを比較できます。

BIMソフトの価格に関するよくある質問

無料のBIMソフトで実務を始められますか?

学習や検証には使えますが、商用利用条件、共同作業、サポート、データ互換性に制限がある場合があります。本導入では、無料かどうかより、取引先との受け渡しと成果物の要件を満たすかを確認してください。

補助金でBIMソフトを導入できますか?

候補はありますが、ソフトを購入すれば自動的に対象になるわけではありません。令和8年度建築GX・DX推進事業のBIM活用型では、要件を満たすプロジェクトについて、BIMソフト利用費、PC等のリース料、CDE、BIM人材、講習などが補助対象となり、対象経費①〜⑦の補助率は2分の1です。

デジタル化・AI導入補助金2026の通常枠は、補助額5万円以上450万円以下、補助率は原則2分の1以内です。150万円以上は4つ以上の業務プロセスが必要で、対象は事前登録されたITツールに限られます。

※参照元URL:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/2_02gxdx_yohryo.pdf)、デジタル化・AI導入補助金2026(https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/)

価格以外に何を比較しますか?

対象工程、取引先とのファイル互換性、共同作業、PC要件、教育・サポートです。候補を絞ったら、同じ実務データを各体験版で試してください。

何年分で比べるべきですか?

まず3年間で比較すると、初期費用と更新費用の差を捉えやすくなります。長期運用が確実なら5年間も併記し、PC更新と追加ライセンスの時期を入れます。

CHECK
自社に適したソフトを
選ぶことが重要

BIMソフト選びは価格だけでなく、自社の建物用途や業務内容に適した仕様かどうかが重要です。当サイトでは、ニーズ別に適したBIMソフト3選も紹介していますので、併せてご参照ください。

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