導入にかかる初期費用(PC、教育など含む)は1ユーザーあたり平均50万円程度。年間で運用する場合のコストは、ライセンスや保守料などを含めて年額40~100万円程度が一般的な相場。
規模や運用方法により変動しますが、多くの企業でこの価格帯が目安となっています。
※2025年8月調査時点:参照元:カグポンメディア(https://www.kagupon.com/media/bim_introduction_cost/)
ソフト名 | 月額・年額費用(税込) | 永久ライセンス料(税込) |
---|---|---|
Archicad | 月額47,080円〜 年額328,900円〜 |
永久ライセンスは販売終了予定 |
Revit | 月額59,400円 年額 473,000円 |
永久ライセンスなし |
GLOOBE | 年額198,000円〜 | 858,000円 |
Vectorworks | 月額13,200円〜 年額132,000円〜 |
393,800円 |
「永久ライセンス購入」と「サブスクリプション契約」があります。永久ライセンスは、2025年末で販売終了予定。サブスクリプション(1年契約)はSolo版で約32万円(税込)〜が目安です。
運用コストは、年間サブスクリプション料や保守サービスが中心で、実際の費用は明記されていませんが、年間コストがかかります。複数ライセンス契約の場合、さらに割引が適用されることもあります。
30日間の無料体験版(フリートライアル)を提供しています。Graphisoft公式サイトから申し込み可能で、体験期間中は製品版と同じく3Dモデリング、図面作成、チームワーク機能など全機能を制限なく利用可能。
体験終了後は利用不可となり、引き続き利用する場合は有償ライセンスの契約が必要です。
建築設計に特化した使いやすいBIMソフトで、直感的な3D・2Dモデル作成や図面自動生成が可能です。チームワーク機能により大規模共同作業にも強く、IFCなどのデータ連携も充実。
国内の建築実務に適したツールや豊富なテンプレート、日本語サポート体制も整っています。
永久ライセンスはなく、すべてサブスクリプション契約のみで提供されています。フルプラン1年契約で3,005ドル、機能限定プランは560ドルから利用できます。
初回導入時は推奨スペックPCやセットアップ、社員研修費なども必要になる場合があります。
運用コストは更新料が中心で、追加オプションやクラウド連携を利用する場合は、さらに費用が発生します。サポートや保守、定期バージョンアップはサブスクリプションに含まれており、別途費用となることは少ないです。
3年契約で割引が効く場合や、ユーザー数の増加によるボリュームディスカウントが適用されることもあります。
無料体験版があり、公式サイトから誰でもダウンロード可能です。体験期間は30日間で全機能を制限なく利用できます。体験後はデータも引き継げますが、継続利用には有償サブスクリプションが必須です。
学生・教員向けには1年間無償のアカデミック版も提供されます。こちらも機能制限はありませんが、無料体験版と同様に商用利用は不可となっています。
Autodesk社が提供するBIM総合ソフトで、建築・構造・設備設計までカバーします。パラメトリックモデリングにより建物情報を一元管理できます。設計から施工・維持管理まで対応しており、AutoCADや他BIMシステムとの高度な互換性も特長です。習熟度に応じた段階的な活用も可能です。
市場標準のBIMソフトのため大手ゼネコンや設計事務所での採用実績も豊富にあり、信頼性の高いツールとなっています。
GLOOBE Architectの永久ライセンス費用は約78万円(税込)、サブスクリプション(年契約)は約18万円(税込)が基本です。さらに実施設計や法規チェック、PDF取込、FM連携などのオプション機能ごとに追加費用が必要となります。
また初年度には保守サービスやセットアップ作業費、PC機器の新調費、導入研修費が発生する場合があります。
運用コストの中心は年間サブスクリプション料(約18万円/基本・税込)または保守サービス費です。オプション利用時は各追加機能のライセンス更新料や、クラウドサービスなどの費用も加算されます。
また、社内運用担当者の教育やPC更新費、業務拡大によるライセンス追加が今後発生する可能性もあります。
30日間の無料体験版があります。公式サイトから申し込むことで、「GLOOBE Architect」や「Construction」の主な全機能を期限内に自由に利用可能です。WebView出力など一部機能には制限がありますが、製品版とほぼ同等の設計・図面作成・法規チェック機能などを試せます。
そのため実務ワークフローの検証や操作性の確認に向いており、導入前にしっかり比較検討できる仕組みになっています。
日本国内規格に特化した国産BIMソフトで、建築・土木設計分野を幅広くカバーします。Jw_cadに近い直感的な操作性が特長です。また日本の法規や建築基準に幅広く対応できる機能を備えている点が最大の魅力で、設計業務を効率的に進められます。
さらに合意形成を支援する3Dモデルや図面出力、クラウド連携機能も充実しており、実務に直結した活用が可能です。
導入費用は、永久ライセンス(スタンドアロン版)393,800円〜(税込)が必要です。上位エディションやモジュール追加により費用は変動します。
また保守・サポートを付ける場合は「サービスセレクト」初年度料として追加コストが必要となり、総額が高くなるケースもあります。
運用コストはサブスクリプション利用時、Design Suiteが年額約26.4万円、Architectが19.8万円、Fundamentalsは13.2万円(税込)です。バージョンアップや技術サポート、新機能の利用にはこの保守更新が運用コストとなり、環境やライセンス数に応じて割引や追加費用が発生します。
30日間の無料体験版があり、Design Suiteなど各パッケージの主要機能をほぼ制限なく利用可能です。2D/3D作図やレンダリング、BIM機能も試せ、事前登録後に即ダウンロード利用可能。
体験終了後も作成データは有償版に引き継げます。
建築・インテリア・ランドスケープ・舞台・照明設計など多用途に対応する国際的BIM/CADソフトです。直感的な作図・3Dモデリング・レンダリング・BIM機能が評価され、国内外で利用実績も豊富で、専門分野連携やデータ入出力も強みです。
BIMソフト選びは価格だけでなく、自社の建物用途や業務内容に適した仕様かどうかが重要です。当サイトでは、建物種類別に適したBIMソフト4選も紹介していますので、併せてご参照ください。