2D/3D設計・BIM・レンダリング機能をワンパッケージで提供し、直感的な操作性と強力な2D作図、敷地・外構モデリングの柔軟さが特徴です。建築設計、インテリア、ランドスケープなど多様な設計事務所でのBIM導入やアイデア検討から詳細設計、施工図、プレゼンまで一貫活用が可能。Mac・Windows両対応やコストパフォーマンスの高さから、中小規模事務所や複数分野を扱う設計・建設会社に適しています。
当サイトでは、公共施設・住宅・商業施設など建物種類別に適したBIMソフトを紹介しています。BIMソフトをご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
2D図面の作成のほか、3Dモデリング、BIM機能など幅広い機能が搭載されていて、Vectorworksの導入によって設計から施工まで、一貫したデータ管理を行えます。初心者からプロまで使いやすいように設計されています。プロのニーズにも対応できる高度なツールやカスタマイズ機能も提供されていて、さまざまなプロジェクトに柔軟に対応できます。
Vectorworksは5つの製品をラインナップしています。汎用作図機能を持つ基本製品の「Fundamentals(ファンダメンタルズ)」を核として、用途別に専門機能を追加できます。
例えば、BIMツールが充実している建築・インテリアデザイン向けの「Architect(アーキテクト)」、ランドスケープデザイン向け製品「Landmark(ランドマーク)」、ステージやステージライティングデザイン向けの「Spotlight(スポットライト)」があり、それぞれの用途に対応した専用ツールが提供されていて、これらすべての機能を搭載した最上位製品として「Design Suite(デザインスイート)」も用意されています。
製品を使用しているユーザー向けとして、充実したサポートを提供しています。公式ホームページの「テクニカルサポート」ページでは、動作環境やインストール方法、操作方法などがまとめられているほか、製品別のQ&Aが提供されているので、ユーザー自身が技術情報を検索できます。
また、電話やメールで製品に関するサポートを受けることができます。テクニカルサポートは、専用電話回線によるサポートや専用問い合わせフォームを利用可能になる「プレミアムTechサポート」が用意されています(サポート対象バージョン等サポートの詳細は、公式ホームページでご確認ください)。
Vectorworksでは、操作ガイドラインの充実やユーザーインターフェースの工夫で、CAD教育の負担を抑えるための仕組みが提供されています。ソフトを使用し始めたばかりの初心者からベテランの設計者まで、幅広いレベルの人が使いやすいように設計されています。
コマンド名称やUIの配置などが簡潔にまとめられたチュートリアルビデオやソフト内ヘルプが整備されていて、初めてVectorworksを操作する人も基本的な操作をスムーズに覚えられるようになっています。このようなツールを使用することによって、学習コストを抑えながら操作について学ぶことができるので、短い習熟期間で使いこなすことができます。
続いて、Vectorworksの基本操作について紹介します。基本的な画面構成やツール、モデリングの流れをまとめていますので、参考にしてください。
一般的な画面では、中央に「作図領域」が配置されています。ここでは、図面の作画やモデリング、レンダリングを行います。さらに作画領域を囲むようにして、作図に必要となるさまざまな「パレット」が配置されています。
画面の左側には各種作画ツール(基本パレット/ツールセットパレット)や色情報を編集するためのパレットがあり、画面右側には情報の確認や編集を行うオブジェクト情報パレット、レイヤ/クラス管理を行うナビゲーションパレットが配置されています(製品により画面構成が異なります)。このナビゲーションパレットを使用すると、クラス、デザインレイヤ、シートレイヤ、ビューポート、登録画面、およびファイル参照にアクセスできます。
機能やコマンドは、画面上部に配置されているメニューから選択します。また、よく使用するツールセットや最後に使ったツール、ツールモード、ビューなどにすぐにアクセスできる「スマートオプションディスプレイ」も使用できます。
画面上の基本パレットには、「直線ツール」や「四角形ツール」をはじめ、さまざまなオプションが集約された作図ツールに加えて、「トリミングツール」や「フィレットツール」など多彩な編集ツールが用意されています。これらのツールの多くは、2D図形はもちろん3Dモデルの作図や編集にも対応しています。
Vectorworksにてモデリングを行う場合には、一般的には平面図や断面図などの2D図面を描くところから始めます。3Dモデルとして展開できるように、この2D図面に高さや厚みなどの情報を追加します。このように、2D作図の延長として3Dを活用できる設計フローが用意されていて、初心者も取り組みやすいシステムです。
また、逆にはじめに3Dでボリュームモデルを作成し、それを元にして2Dの図面を展開していくこともできます。このように柔軟な操作性を持っていて、さまざまな設計スタイルに対応できます。
永続ライセンス購入型と月額・年額サブスクリプション型があり、プランやライセンス数に応じて導入コストが変動します。手軽にBIMを導入できるソフトとして、スタンドアロン版の他に、乗り換え版やネットワーク版などもあり、自社に合わせて選択できることが特徴です。
| プラン名 | 料金(税込) | 対象ユーザー | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スタンドアロン版・サブスクリプションライセンス | 月額:13,200円〜 年間:132,000円〜 |
建築設計事務所 | 日本仕様・法規対応、モデルビューワー付き |
| 永続ライセンス | 393,800円〜 | 建築設計事務所 | プランやライセンス数に応じて導入コストが変動 |
Vectorworksは30日間の無料体験版を公式サイトから申し込みできます。主要な機能が制限なく利用でき、保存・出力も可能。申込みは専用ページでインストール後、そのまま作業体験ができるので、導入前の業務検証や他ソフトからの比較検討にも向いています。
続いて、Vectorworksの導入方法について紹介します。商用ライセンスの種類とインストールの際に行う手順の概要をまとめていますので、実際に商用ライセンスを購入して利用を開始するという場合にぜひ参考にしてください。
Vectorworksのライセンスは、「永久ライセンス」と「サブスクリプション契約」の2種類が提供されています。さらに、機能によって「Fundamentals」や「Architect」、「LandMark」、「Spotlight」、「DesignSuite」の5製品がラインナップされていて(2026年2月8日時点)、用途に合わせて選択します。
インストールは、製品を購入してシリアル番号を取得したら、公式ホームページからインストーラーをダウンロードしてインストールを実施します。Vectorworksの初回起動時および利用開始後一定期間経過すると、インターネット経由で認証サーバへアクティベーション(ライセンス認証)を行います。このとき、アクティベーションの際にはインターネットが必要となりますが、手続きはバックグラウンドで実施されますので、特別な操作を行う必要はありません。
Vectorworksでは、さまざまな学習リソースが提供されています。無料で利用できるものも多いため、コストを抑えながらさまざまなスキルを身につけることができます。例えば基本的な操作やスキルを無料の教材で学び、実際の実務に合わせた点は有料のカスタマイズセミナーで習得することもできます。また、ユーザーフォーラムを活用することで、さまざまな情報を得られます。
ここではVectorworksについて学べる教材を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
学習リソースは非常に充実しており、ユーザーがVectorworkについて学び、操作方法をはじめとするさまざまな情報を得られるサイト「Vectorworks University」が提供されています。このサイトでは、動画など多彩なコンテンツが多言語で提供されていて、2Dや3D、レンダリングの基礎、建築・内装業界をはじめとする専門分野の動画を無料で視聴しながら、スキルを身につけることもできます。
また、サポートサイトではVectorworksを学ぶためのドキュメントをダウンロードもできるほか、機能を使いこなすスキルを充分に習得しているかどうかを自身で確認できる「Vectorworks検定」も提供されています。
さらに有料トレーニングとしてカスタマイズセミナーも提供されていて、要望に合わせたオーダーメイド講習が受けられます。実務に合わせたカリキュラム構成や新社員向けの講習など、それぞれのニーズに合わせたカリキュラムの提案が受けられます。
ユーザー同士の交流・問題解決の場として、公式のユーザーフォーラムが提供されています。こちらは英語がメインとなっていますが、数多くのユーザーが利用しているので、必要な情報を得られるケースも多いです。
そのほか、FacebookやX(旧Twitter)といったSNS上でも、ユーザー同士の情報交換が行われており、困りごとの解決方法やさまざまな活用事例などの情報を得たいときに利用できます。
和泉裕人建築設計事務所は、複雑形状の伝達や遠隔地との共同作業をきっかけにVectorworksでBIMへ完全移行。プロジェクト共有やウォークスルーにより施主との合意形成が円滑になりました。設計効率とチーム連携を大幅強化しています。
引用元:ベクターワークスジャパン公式HP(https://www.vectorworks.co.jp/casestudy/2025/2025-02.html)
「Vectorworks」導入により、複数の設計者がJw_cadからスムーズに移行し、3DパースやBIM機能を活用した設計効率化とプレゼン力向上を実現。点群データやJWW形式との互換性、電子申請対応なども評価され、非住宅や改修設計にも有効になりました。
引用元:ベクターワークスジャパン公式HP(https://www.vectorworks.co.jp/casestudy/2025/2025-01.html)
設計・施工のどの段階においても、必要な情報をリアルタイムに可視化して確認できるのは、手戻りを極力抑えてスムーズにプロジェクトを進行するために欠かせない機能となっています。
引用元:ベクターワークスジャパン公式HP(https://www.vectorworks.co.jp/casestudy/2023/2023-01.html)
通常は意匠事務所との仕事がほとんどで、その場合のやりとりは意匠事務所からの要望に応えるかたちで縦のつながりになってしまいます。今回は、チームとして横のつながりでデータと意識を共有して仕事ができたのでとても楽しかったです。
そして、場所は離れていましたが、非常にシームレスで円滑に仕事が進められたのはVectorworksという同じツールを全員が使っていたことも大きかったと思います。
引用元:ベクターワークスジャパン公式HP(https://www.vectorworks.co.jp/casestudy/2019/2019-05.html)
| 機能名 | 機能の特徴 |
|---|---|
| 2D/3D/BIM連動設計 | 図面と3Dモデルが連動し、設計変更が即座に反映。2D作図の感覚でBIMモデルを簡単に構築でき、作業効率が大幅向上します。 |
| 豊富なBIM・パラメトリック部品 | 建具・家具などのパラメトリックオブジェクトや日本仕様部材を活用し、詳細設計や数量集計、データ連携まで柔軟に対応できます。 |
| プロジェクト共有・情報管理 | クラウド経由で複数拠点から同一プロジェクト作業が可能。属性情報やワークシートで面積集計・建具表など設計情報の一元管理も実現。 |
DXF/DWG、DWF、IFC、RVT/RFA(Revit)、SKP(SketchUp)、3DS、OBJ、STL、STEP、FBX、DAE、PDF、JWWなど幅広いファイル形式に対応。AutoCAD、Revit、SketchUp、Jw_cadなど主要CAD/BIMソフトや点群・GISツールとも柔軟に連携しています。
Vectorworks木造建具ツール2025は、玄関ドアや窓、引戸など日本仕様の建具12種を2D/3Dで自動生成。パラメーター変更で図面とモデルに即反映し、建具表も自動作成。木造住宅の詳細設計・管理に適しています。
推奨環境は、Core i7やRyzen7以上のCPU、メモリ16GB以上、SSD 55GB以上、DirectX11対応GPU(VRAM 2GB以上)。高負荷作業や大規模モデルにはRTXシリーズ推奨、MacはM1Pro以上が快適です。
| 会社名 | ベクターワークスジャパン株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区新小川町6-29 アクロポリス東京 7F |
| 電話番号 | 公式HPに記載はありませんでした。 |
| 公式HP | https://www.vectorworks.co.jp/ |
Vectorworksは、直感的な操作性と高精度な2D/3D/BIM設計、豊富なレンダリング機能が特徴。建築・インテリア・舞台設計など幅広い分野に適しており、作業効率やチーム連携が向上します。
自社に合ったBIMソフトを選ぶのであれば、どのような建物をメインに設計しているのかを基準にすると良いでしょう。当サイトでは、建物種類別に適したBIMソフトを紹介していますので、ソフト選びの参考にしてください。