ニーズ別で選ぶ
BIMソフト比較3選

BIMソフトは、設計・施工・管理の情報を一元化できる重要なツールです。ただし、導入の目的や現場の課題によって、選ぶべきソフトは異なります。
「現場でうまく定着しない」「大規模プロジェクトに対応したい」「確認申請や法規チェックを効率化したい」など、企業によって重視するポイントはさまざまです。
本サイトでは、そうしたニーズ別におすすめのBIMソフト3選を比較し、それぞれの特徴をわかりやすく紹介します。

BIMの導入を検討中の方向けに、メリット・活用法等を徹底解説|BIMding » 【3製品比較】主要なBIMソフト一覧まとめ!ニーズ別におすすめのBIMソフトも紹介
目次
▼左右にスクロールできます▼
ソフト名 「BIMを入れたけど
現場で使いこなせていない」

を解消したいなら
おすすめ
Archicad
意匠・構造・設備を横断する
大規模プロジェクトの
BIM基盤を整えたい
なら
おすすめ
Revit
確認申請・法規チェックの
手間を減らせる

BIMで始めたいなら
おすすめ
GLOOBE
おすすめの理由 壁や窓をスケッチ感覚で配置でき、
学習コストを抑えて
設計業務をBIM化できる
意匠・構造・設備を
1モデルで統合管理し、
Autodesk製品群でBIM運用を標準化できる
日本の建築基準法に基づく
法規チェックを標準装備し、
確認申請図書作成を効率化できる
対応OS Windows/Mac Windows Windows
テンプレート・
ライブラリの充実度
日本仕様・国際
テンプレート
独自部材を作成可能
国際版+日本仕様の
ファミリを無償DL可
日本建築基準に沿った
テンプレート
干渉チェック
外部ソフト連携が必要
パラメトリック
モデリング
(数値変更で形状を
自動調整)
他ソフト連携による
チーム共同編集
提案・プレゼン機能
(VR/パース)

外部ソフト連携が必要
他ソフトとの連携 Revit・AutoCAD・Navisworks・Solibri・Twinmotion・SketchUp AutoCAD・Civil 3D・Navisworks・3ds Max・InfraWorks Revit/Archicad・AutoCAD・
点群データ・FMシステム
料金(年間) 462,000円Collaborateプラン 473,000円単体プラン 198,000円GLOOBE Architect 基本
サブスクリプション
体験版
試用期間30日間

試用期間30日間

試用期間30日間
IT補助金
BIM確認申請サポート機能の有無
国土交通省が求めている要件を満たした
「入出力基準適合申告書」を提出可

建築設計三会の参考テンプレート有。
外部ツール連携で対応

確認申請ツール連携・
テンプレート標準搭載
公式HP
続きを読む

ニーズ別で選ぶ
BIMソフト3選を
詳しく紹介

「BIMを入れたけど現場で使いこなせていない」
を解消したいなら

Archicad

Archicad
引用元:Archicad公式HP(https://www.Graphisoft.com/jp/solutions/products/archicad)

Archicadが"BIMの現場定着"に
おすすめの理由

構造設定に縛られない
モデリング技術で、
発想を優先した操作性を実現

多くのソフトウェアが、詳細な材質や構造の決定後にしかデザインを開始できないのに対し、プロジェクトの初期段階から、壁や窓といった要素をスケッチ感覚でモデリングできます。

設定が複雑になりやすい傾向があるガラスカーテンウォールの不規則な分割や大空間の吹き抜けも、余計な設定に煩わされずに、プロジェクトのコンセプトを優先して形に起こすことが可能。BIM初心者でも直感的に操作でき、学習コストを抑えながら設計業務をBIM化できます。

関係者の合意形成を
円滑にし、
手戻りを削減

壁や吹き抜けなど空間構成を修正すると、図面や数量表だけでなく、パースやレンダリングまで即座に一括更新します。

図面だけではイメージが掴みにくい関係者に対しても、更新後の3Dモデルをその場で提示できるため、情報の齟齬を防ぎ、承認プロセスを大幅に効率化。クライアントへのレスポンス等が迅速になることで、プロジェクトの手戻りが削減され、合意形成を円滑に進めるとともに、提案力の向上につながります。

Archicadのソフトの料金

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プラン名 サブスクリプション(1か月) サブスクリプション(1年) 主な特徴
Collaborate 66,000円 462,000円 チーム共同作業・BIMcloud対応
Studio 56,100円 392,700円 ローカルチーム共同作業可
Solo 47,080円 328,900円 基本機能搭載。チーム共有やホットリンク機能なし。
BIMcloud SaaS 15,923円 90,750円 チーム共同作業可

※記載の金額は全て税込価格です。最新の価格は各社公式HPをご確認ください。

Archicadの導入企業

タカトタマガミデザイン、 伊藤喜三郎建築研究所、佐藤建築構造設計事務所、鹿島建設、戸田建設、竹中工務店、トヨタT&S建設、髙松建設、大末建設、馬淵建設、小川工業、石井工業、峰設計、松江土建など

Archicadを用いた設計事例

東松島市立
宮野森小学校
  • 会社名:シーラカンスK&H
  • 従業員数:14名
  • 導入によって実現できたこと:複雑な架構を3Dで可視化/空間の見え方・日射のシミュレーション/関係者に設計意図を直感的に共有/円滑な合意形成

5,000本以上の細かな木材パーツを用いた複雑な架構を含む全体像のデザイン検証や、日照・眺望シミュレーションを通じて、設計意図を職人・施工者・建物管理者など関係者に可視化・共有。

施工者や管理者もBIMモデルを用い、意見のすり合わせや課題の事前解消ができるため、協働体制が強化され、設計品質も大幅に向上しました。

大槌町
文化交流センター
「おしゃっち」
  • 会社名:前田建設工業
  • 従業員数:3,361名(2025年3月末時点
  • 導入によって実現できたこと:意匠設計における初期スケッチからの柔軟な操作/高い直感性と自由度を実現/木造部材のロボット自動加工(誤差0.5mm以下)

作成した3Dモデルは、そのまま構造材の加工データとして利用でき、木造部材をロボットで自動加工することが可能に。複雑な仕口形状も正確に生成し、6軸ロボットと連動させることで、全方位から誤差0.5mm以下という精度を実現しました。

自由な木造設計が行えるようになったことで、施工性や設計の幅が大きく向上し、手戻りの減少や加工コストが低減されるなど、製造の現場に成果をもたらしています。

※参照元:前田建設工業公式HP(https://www.maeda.co.jp/company/outline.html)

Archicadのサポート対応

業務フローに沿って実践できる
導入後トレーニング

Archicadは導入後、業務フローごとに実践的なトレーニングを提供。企画設計から実施設計、図面作成、他ソフト連携まで一連の流れをモデル演習で習得でき、実務に即した操作力やチーム連携力の向上をサポートします。

Archicadの企業情報

所在地 東京都港区赤坂3-2-12 赤坂ノアビル 4F
開発元 グラフィソフトジャパン株式会社
公式URL https://Graphisoft.com/
設立年月日 不明
※日本法人の情報を掲載
意匠・構造・設備を横断する
大規模プロジェクトのBIM基盤を整えたいなら

Revit

Revit
引用元:Revit公式HP(https://www.autodesk.com/jp/products/revit/overview)

Revitが"大規模プロジェクトの
BIM基盤"に
おすすめの理由

意匠・構造・設備を
1モデルで統合管理し、分野間の齟齬を防止

建築・構造・電気・空調・衛生設備といった各分野の設計情報を、追加設定なしで統合管理できる点が大きな特徴です。

組織全体でBIM運用を標準化したいプロジェクトでも、各分野の設計情報が自動的に同期され、変更も即座に反映するため、部門間調整の工数を削減でき、設計精度の向上や承認プロセスの迅速化を実現。チーム間の連携が最適化され、生産性が高まります。

Autodesk製品群との連携で、
BIM運用基盤を組織全体に展開できる

AutoCAD、Navisworks、Civil 3DといったAutodesk製品群とネイティブに連携可能。さらにクラウドベースの共通データ環境Autodesk Docsを基盤に、多拠点・多分野のプロジェクトメンバーがリアルタイムで情報を共有できます。

さらに、他のソフトでは予約操作が必要となる要素単位でのロックが編集開始と同時に自動適用されるため、編集中の要素を他のユーザーが上書きすることを防止。設計データの破損や二重修正が起きず、大規模な組織体制でもBIMワークフローを統一する基盤として活用できます。

Revitのソフトの料金

▼左右にスクロールできます▼
プラン名 サブスクリプション(1か月) サブスクリプション(1年) 主な特徴
Revit(単体) 59,400円 473,000円 BIM業務特化の全機能ハイエンド版。高度な協調作業や解析も可能。
Revit LT 11,000円 88,000円 基本的なBIM・建築設計・3Dのみ対応。コスト優先&単独利用向け。

※記載の金額は全て税込価格です。最新の価格は各社公式HPをご確認ください。

Revitの導入企業

三菱地所設計、前田建設工業、堤建築設計事務所、浦建築研究所、不動テトラ、ベクトル・ジャパン、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店など

Revitを用いた設計事例

公式HPにおける日本国内の個別施設事例は限定的ですが、大林組・鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店の5社が参画する「BIM Summit」では、Revit用の構造用ファミリ(鉄骨造・RC造・木造・免震装置・杭)を共同整備し、異なる組織間での設計データ標準化を推進しています。

Revitのサポート対応

即時対応する専門サポートを設置

サブスクリプション契約者向けに、最新バージョンから3世代前まで技術サポート、アクティベーション、更新プログラム、修正パッチなど多様なサポートを提供。Webやチャット、メールでの問い合わせ、高度なセキュリティ対応も受けられ、安心して運用できます。

Revitの企業情報

所在地東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ 森タワー 8F
開発元オートデスク株式会社
公式URLhttps://www.autodesk.com/
設立年月日1985年4月1日
※日本法人の情報を掲載
確認申請・法規チェックの手間を減らせる
BIMで始めたいなら

GLOOBE

GLOOBE
引用元:GLOOBE公式HP(https://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/)

GLOOBEが"確認申請・
法規チェックの効率化"に
おすすめの理由

日本の建築基準法チェックを
標準装備し、
確認申請の工数を削減

斜線制限・容積率・天空率・日影図など日本特有の法規制を設計中に自動算出し、即座にシミュレーション可能です。

2026年に開始されるBIM図面審査の入出力基準にも対応し、確認申請に必要な数値計算から図面生成までを自動処理できるため、申請業務の作業時間を削減し、設計者の負担を軽減します。

Jw_cadからの移行が
スムーズで、
導入初期のハードルが低い

Jw_cadとの高い互換性を備えており、既存の2D図面データをBIMにスムーズに変換できます。

操作体系も日本の設計者に馴染みやすいUIを採用しているため、BIM未経験者でもすぐに実務で活用を始められます。部材名や操作の流れが建築実務と同じ感覚で使えるため、導入初期のストレスを軽減でき、日本の設計実務にフィットしたBIM環境を構築できます。

GLOOBEのソフトの料金

▼左右にスクロールできます▼
プラン名 サブスクリプション(1年) 永久ライセンス 主な特徴
GLOOBE Architect 基本 198,000円 858,000円 日本仕様・法規対応、モデルビューワー付き

※記載の金額は全て税込価格です。最新の価格は各社公式HPをご確認ください。

GLOOBEの導入企業

鴻池組、ループスアーキテクト一級建築士事務所、西脇建設、株木建設、ネクストイノベーション、東急コミュニティー、ジェイアール西日本コンサルタンツなど

GLOOBEを用いた設計事例

戸建住宅
  • 事務所名:吉村紳一級建築士事務所
  • 従業員数:1名
  • 導入によって実現できたこと:施主対応を円滑化/作業量を従来の約4分の1に削減/提案回数や受注を安定化

意匠から構造・設備・積算までをBIMによる運用へと一元化したことにより、3Dモデルやウォークスルーで施主対応が円滑になりました。

作業量は従来の約4分の1に抑えられ、プレゼンから申請までの全工程が効率化。提案回数や受注も安定し、認識齟齬や手戻りも減少するなど、業務品質と生産性が大きく向上しています。

集合住宅「SI200」
  • 会社名:三和建設
  • 従業員数:不明
  • 導入によって実現できたこと:打合せや課題検討を円滑化/作業効率を大きく向上/習熟の早期実現/ミスや手戻りを減少/施工品質の向上

施工モデルを一から作成し、施工図出力や平面詳細図作成に活用。

モデルを現場や協力会社と共有することで、打合せや課題検討もスムーズになり、作業効率の向上、習熟も早期化、ミスや手戻りの減少など、住宅における施工品質の向上を実現できています。

GLOOBEのサポート対応

専門家による迅速サポートと
最新アップデート

保守契約ユーザー向けに、電話・リモートでの操作サポートやプログラム更新(法改正対応・バージョンアップ)を提供。一級建築士等の有資格者が専門知識で実務を支援し、FAQ・マニュアル・オンライン教材も充実。現場の疑問やトラブルにも迅速対応できる体制です。

GLOOBEの企業情報

所在地福井県坂井市丸岡町磯部福庄5-6
開発元福井コンピュータアーキテクト株式会社
公式URLhttps://archi.fukuicompu.co.jp/
設立年月日2012年7月2日

BIMソフトの一覧と
基礎情報を紹介

BIMソフトは、設計から施工・管理まで建築プロジェクト全体を効率化できるツールです。主要なBIMソフトの特徴や用途、選び方の基礎情報を一覧でご紹介します。

Archicadの図面や画面イメージ
引用元:グラフィソフトジャパン公式HP
https://www.graphisoft.com/jp/solutions/products/archicad

Archicadは直感的な操作で3Dモデリングと図面作成が連動し、設計変更も自動反映。創造性を活かしたデザインへの操作性やチームでの共同作業、他社ソフトとの連携も強みです。

Archicadの費用
  • Archicad Collaborate:1ヶ月:66,000円/1年:462,000円/3年:1,386,000円
  • Archicad Studio:1ヶ月:66,000円/1年:462,000円/3年:1,178,100円
  • Archicad Solo:1ヶ月:47,080円/1年:328,900円

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • 限られた人数でも、設計変更の共有漏れや図面修正の手戻りを減らしたい設計事務所
  • 施主や協力会社と3Dモデルを確認しながら、設計意図を伝えたい組織
  • BIMの学習・社内定着も進めながら、チームで設計業務を効率化したい組織
導入企業

タカトタマガミデザイン、 伊藤喜三郎建築研究所、佐藤建築構造設計事務所、鹿島建設、戸田建設、竹中工務店、トヨタT&S建設、髙松建設、大末建設、馬淵建設、小川工業、石井工業、峰設計、松江土建など

提供企業名 グラフィソフトジャパン株式会社
所在地 東京都港区赤坂3-2-12 赤坂ノアビル 4F
電話番号 記載なし
公式URL https://Graphisoft.com/
Revitで作成できる図面や画面イメージ
引用元:オートデスク公式HP
https://www.autodesk.com/products/revit/features

Revitは意匠・構造・設備を統合したBIM対応ソフトで、3Dモデリングや設計変更の自動反映、干渉チェック、チーム共同作業機能が特徴。インフラなど大規模プロジェクトでも使いやすいソフトです。

Revitの費用
  • Revit(単体):1ヶ月:59,400円/12ヶ月:473,000円/36ヶ月:1,419,000円

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • 意匠・構造・設備・施工など、複数分野の担当者が同じBIM環境で連携したい組織
  • 図面、集計表、3Dモデルの整合性を保ちながら、中大規模案件を進めたい設計会社・建設会社
  • Revitを中心に、Autodesk環境で設計・施工ワークフローを標準化したいチーム
導入企業

河本工業、長谷川建築企画、フォルム建築計画研究所、東洋建設、長谷工コーポレーション、ダイダンなど

提供企業名オートデスク株式会社
所在地東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ 森タワー 8F
電話番号0120-430-140
公式URLhttps://www.autodesk.com/
GLOOBEで作成できる図面や画面イメージ
引用元:福井コンピュータアーキテクト公式HP
https://archi.fukuicompu.co.jp/products/gloobe/design.html

GLOOBEは、日本の設計手法・法規に最適化された国産BIMソフトです。使いやすいUIや3D自動図面化で作業効率化を実現し、建築・土木設計から施工・維持管理まで幅広く対応できます。

GLOOBEの費用
  • GLOOBE Architect 基本:858,000円/永久:198,000円/年

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • 日本の建築基準法や確認申請業務を意識して、BIMを導入したい設計事務所
  • Jw_cadなど既存の2D CADデータを活かしながら、BIMへ移行したい組織
  • 企画・基本設計・実施設計から維持管理まで、国内の建築実務に沿ってBIMを使いたい組織
導入企業

竹中工務店、フジタ、空創房(一級建築士事務所)、ヤマト、畝啓建築事務所など

提供企業名福井コンピュータアーキテクト株式会社
所在地福井県坂井市丸岡町磯部福庄5-6
電話番号0776-67-8850
公式URLhttps://archi.fukuicompu.co.jp/
Vectorworksで作成できる図面や画面イメージ
引用元:ベクターワークスジャパン公式HP
https://www.vectorworks.co.jp/ct/pages/pdl/2025/tategu2025.html

Vectorworksは2D作図と3Dモデリング、BIM機能を統合した汎用CADで、直感的な操作性と高いカスタマイズ性が特徴。多様な業種や用途に柔軟に対応し、設計から施工まで一元管理できます。

Vectorworksの費用
  • スタンドアロン版・サブスクリプションライセンス:月間 13,200円〜/年間 132,000円〜
  • 永続ライセンス:393,800円〜

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • 建築設計に加えて、内装・ディスプレイなど空間デザインの提案も行う組織
  • 2D図面、3Dモデル、プレゼン用のビジュアル表現を同じソフト上で扱いたい設計事務所・デザイン会社
  • 図面作成だけでなく、施主への提案資料や空間イメージの伝わりやすさも重視したいチーム
導入企業

資生堂クリエイティブ、DRAFT、丹青社、太田則宏建築事務所、鬼木デザインスタジオ、安西デザインスタジオ、グランスケープ、アーバンスクエアなど

提供企業名ベクターワークスジャパン株式会社
所在地東京都新宿区新小川町6-29 アクロポリス東京7F
電話番号050-1781-4735
公式URLhttps://www.vectorworks.co.jp/
Rebroで作成できる図面や画面イメージ
引用元:NYKシステムズ公式HP
https://www.nyk-systems.co.jp/product/rebro

Rebroは建築設備専用のBIM対応3D CADで、直感的な操作性と高精度な設備モデリングが特徴。一つのモデルから多彩な図面を自動生成し、社内外の連携や作業効率化を実現します。

Rebroの費用
  • 購入プラン:通常価格 66,000円/年、複数台導入 52,800円/本・年
  • 月額レンタルプラン:月額 16,500円/本

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • 空調・衛生・電気など、建築設備の3Dモデル作成を主業務にする設備設計会社・設備工事会社
  • 平面図・断面図・詳細図・スリーブ図など、設備図面同士の整合性を保ちたいチーム
  • 設備モデルの属性情報を、帳票作成・進捗管理・維持管理にも活用したい設備施工部門
導入企業

大林組、鹿島建設、トーエネック、新日本空調、三機工業、東洋熱工業、竹中工務店、オーク設備工業など

提供企業名株式会社NYKシステムズ
所在地東京都千代田区神田和泉町1-9-2 住友不動産神田和泉町ビル
電話番号03-5809-1256
公式URLhttps://www.nyk-systems.co.jp/
BricsCADで作成できる図面や画面イメージ
引用元:Bricsys NV公式HP
https://www.bricsys.com/ja-jp/bricscad/features/3d-modeling

BricsCADは2D作図・3Dモデリング・BIMをDWG形式で扱える高互換CAD。直感的操作やAI支援機能、カスタマイズ性、他CADとの高い互換性が特徴です。

BricsCADの費用
  • Lite:サブスク 43,000円/年〜:無制限 94,250円
  • Pro:サブスク 60,000円/年〜:無制限 143,000円
  • Mechanical:サブスク 120,000円/年〜:無制限 266,500円
  • BIM:サブスク 126,000円/年〜:無制限 279,500円
  • Ultimate:サブスク 137,000円/年〜:無制限 305,500円

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • DWG形式の既存図面を多く扱っており、CAD資産を活かしてBIMへ移行したい組織
  • 2D作図と3D/BIMを同じDWG互換CAD環境で使い、段階的にBIM活用を広げたい設計会社・建設会社
  • 点群データや既存2D図面をもとに、3Dモデル化・BIM化を進めたい企業
導入企業

村田機械、大気社、荏原製作所、日鉄テックスエンジ、タカミヤ、マツダなど

提供企業名Bricsys NV
所在地東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル18F
電話番号記載なし
公式URLhttps://www.bricsys.com/
i-ARMの図面・画面連動イメージ
引用元:株式会社建築ピボット公式HP
https://www.pivot.co.jp/product/iarm/spec.html

i-ARMは、日本の建築実務・法規制に最適化された国産のBIMソフトです。3Dモデリングと同時に日影や天空率、採光・換気・排煙(LVS)、避難経路、省エネ計算をリアルタイムに自動判定し、確認申請図書への一括連動で手戻りを防ぎます。

i-ARMの費用
  • 1年間使用プラン:132,000円/年
  • 5年間使用プラン:528,000円/5年(複数年割引適用)

※記載の金額は全て税込価格です。

こんな組織におすすめ
  • 日本の建築基準法(集団規定・単体規定)に準拠した法規チェックや確認申請業務を大幅に効率化したい設計事務所
  • 土地の仕入れフェーズやコンペ初期段階で、建築可能な最大立体ボリュームをスピーディに逆算・検証したい企画・事業開発部門
  • 高額なハイエンドBIMソフトの導入を避け、Jw_cadなどの既存2D図面データを活かして低い学習コストで3D移行を始めたい組織
導入企業

藤本壮介建築設計事務所、一級建築士事務所 連・建築舎など

提供企業名株式会社構造システム
所在地東京都文京区関口2-3-3 目白坂STビル 6階
電話番号公式HPに記載なし
公式URLhttps://www.kozo.co.jp
Allplanで作成できる図面や画面イメージ
引用元:フォーラムエイト公式HP
https://www.forum8.co.jp/product/shokai/Allplan-1.htm

Allplanは、建築設計から構造・土木設計までを一つの環境で扱えるBIM/CIM対応の3次元CADです。2D図面と3Dモデルを連動させ、図面作成や数量算出にも対応。EngineeringとAECでは、RC構造物の配筋や干渉確認も3Dで進められます。

Allplanの費用
  • Allplan Basic 2024:プログラム本体 642,400円/SSA契約 141,900円・年
  • Allplan Architecture 2024:プログラム本体 1,103,300円/SSA契約 277,200円・年
  • Allplan Engineering 2024:プログラム本体 1,372,800円/SSA契約 302,500円・年
  • Allplan AEC 2024:プログラム本体 1,840,300円/SSA契約 404,800円・年

※記載の金額は全て税込価格です。掲載価格はAllplan 2024のものです。

こんな組織におすすめ
  • 建築の意匠設計から構造・土木設計まで、一つの環境で扱いたい設計事務所・建設会社
  • 2D図面と3Dモデル、数量表を連動させ、設計変更時の修正作業を減らしたい組織
  • RC構造物の配筋や干渉確認、フォーラムエイト製品とのデータ連携を重視する企業
導入企業

公式HPに記載はありませんでした。

提供企業名株式会社フォーラムエイト
所在地東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
電話番号03-6894-1888
公式URLhttps://www.forum8.co.jp/
OpenBuildings Designerで作成できる図面や画面イメージ
引用元:Bentley Systems公式HP
https://ja.bentley.com/software/openbuildings-designer/

OpenBuildings Designerは、建築・構造・機械・電気の各分野を一つの環境で扱える多分野対応BIMソフトです。設計から解析、シミュレーション、図書作成まで連携でき、エネルギー解析やコンピュテーショナルデザイン、iTwin・ProjectWiseとの連携にも対応します。

OpenBuildings Designerの費用
  • Virtuosoサブスクリプション:地域により異なる
  • 永久ライセンス+SELECT:要問い合わせ
  • エンタープライズ向けプラン:要問い合わせ

※価格の詳細は公式HPへお問い合わせください。

こんな組織におすすめ
  • 建築・構造・機械・電気の担当者が、同じBIM環境で設計情報を共有したい組織
  • 駅・空港・工場・病院など、複数分野が関わる大規模・複雑な施設を設計する企業
  • エネルギー解析や複雑形状の自動生成、iTwin・ProjectWiseによる共同作業を活用したいチーム
導入企業

Johnson Pilton Walker、Voyants Solutionsなど

提供企業名Bentley Systems, Incorporated
所在地東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
電話番号03-4570-6760
公式URLhttps://ja.bentley.com/
ARCHITREND ZEROで作成できる図面や画面イメージ
引用元:福井コンピュータアーキテクト公式HP
https://archi.fukuicompu.co.jp/products/architrendzero/

ARCHITREND ZEROは、戸建て住宅の設計業務を同じ建物データでつなげられる3D建築CADです。間取りや屋根の情報から3Dモデルを作成し、図面やパースへ連動。オプションを追加すると、確認申請、省エネ計算、構造設計、積算にも対応できます。

ARCHITREND ZEROの費用
  • ZERO基本:900,000円
  • オプションプログラム:60,000円~

※記載の金額は全て税抜価格です。

こんな組織におすすめ
  • 木造戸建て住宅の設計を中心に、3Dモデルと各種図面を連動させたい工務店・住宅会社
  • パースやウォークスルーを使い、施主や施工担当者と完成イメージを共有したい設計事務所
  • 確認申請、省エネ、構造、積算まで、必要な機能を選んで設計データを活用したい組織
導入企業

ループスアーキテクト一級建築士事務所、西脇建設など

提供企業名福井コンピュータアーキテクト株式会社
所在地福井県坂井市丸岡町磯部福庄5-6
電話番号0776-67-8850
公式URLhttps://archi.fukuicompu.co.jp/
AEC Collectionで利用できる製品構成イメージ
引用元:Autodesk公式HP
https://www.autodesk.com/jp/collections/architecture-engineering-construction/overview

AEC Collection(Architecture, Engineering & Construction Collection)は、Revit・AutoCAD・Civil 3Dなど建築・土木分野向けの複数ソフトをまとめて契約できるバンドル製品です。意匠・構造・設備・土木の各分野に対応するソフトウェアを1つの契約で利用でき、複数のAutodesk製品を組み合わせて使う企業に向いています。

AEC Collectionの費用
  • 1年契約(新規・シングルユーザー):632,500円~(税込)
  • 3年契約:1,898,600円前後(税込・目安)

※価格は代理店により表示が異なり、2026年7月に価格改定が行われています。最新の価格は公式サイトまたは代理店にご確認ください。

こんな組織におすすめ
  • 意匠・構造・設備・土木など複数分野の設計者が在籍し、Revit以外にCivil 3DやNavisworksなど複数のAutodesk製品を組み合わせて使う(または使う予定がある)企業
  • 単体ソフトを個別に契約するより、まとめて契約して総額を抑えたい企業
  • 大規模プロジェクトで干渉チェックや土木設計まで一貫してAutodesk製品で対応したい企業
導入企業

AEC Collectionとしての具体的な導入企業名は、公式ホームページに記載されておらず、見つかりませんでした。

提供企業名オートデスク株式会社
所在地東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8階
電話番号記載なし
公式URLhttps://www.autodesk.com/jp/collections/architecture-engineering-construction/overview
GEORAMA for Civil3Dで作成できる3次元地質モデルのイメージ
引用元:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社公式HP
https://www.engineering-eye.com/GEORAMA_CIVIL3D/

GEORAMA for Civil3Dは、Autodesk Civil 3D向けの3次元地質・地盤モデリングアドオンです。ボーリングデータや既存の地質断面図から地層境界を推定し、サーフェス・ソリッド・ブロックモデルを作成できます。意匠設計向けのBIMソフトとは異なり、土木・地盤分野に特化したCivil 3Dの拡張ツールという位置づけです。

GEORAMA for Civil3Dの費用
  • インターネットライセンス認証版(年間):792,000円〜(税込)
  • インターネットライセンス認証版(2年間):1,425,600円〜(税込)

※記載の金額は代理店提示額に消費税相当額を加えた税込価格の目安です。開発元公式サイトには価格記載がなく、実際の見積もりは変動する可能性があります。

こんな組織におすすめ
  • Autodesk Civil 3Dを導入済みで、土木・造成分野の地質・地盤モデリング業務を抱える建設会社・建設コンサルタント
  • ボーリングデータからの3次元モデル作成を手作業で行っており、効率化を検討している測量・地質調査部門
  • 地質断面図の作成や土量計算、解析ソフトとの連携までを一気通貫で進めたい土工設計担当
導入企業

GEORAMA for Civil3Dの実績や事例は、公式ホームページに記載されておらず、見つかりませんでした。

提供企業名伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
所在地〒105-6950 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー
電話番号03-6403-6000
公式URLhttps://www.engineering-eye.com/GEORAMA_CIVIL3D/
SketchUpの操作画面イメージ
引用元:Trimble Inc.公式HP
https://sketchup.trimble.com/en/whats-new

SketchUpは、米国Trimble Inc.が開発する3Dモデリングソフトです。BIM専用ソフトではありませんが、IFC出力やTrimble Connectを介した情報共有により、意匠設計の初期段階(ボリュームスタディ・パース作成)を中心にBIMワークフローの一部として活用されています。

SketchUpの費用
  • SketchUp Pro(年額):94,413円〜(税込)
  • SketchUp Studio(年額):198,253円〜(税込)

※記載の金額は代理店掲載価格(税込)の目安です。代理店・掲載ページにより表示額が異なるため、最新の見積もりをご確認ください。

こんな組織におすすめ
  • 意匠設計の初期段階で、ボリュームスタディや施主向け3Dパースを素早く作成したい設計事務所・工務店
  • BIM専用ソフトと役割分担し、構想・概念設計の段階だけSketchUpを併用したい組織
  • Revitとのモデル連携(Revit Importer)まで見据え、BIMワークフローの入口として活用したい企業
導入企業

小野建設株式会社、住商インテリアインターナショナル株式会社、東急建設株式会社(企画設計グループ)など(日本正規代理店アルファコックス公式ブログ掲載の事例)

提供企業名株式会社アルファコックス(SketchUp Pro Japan)
所在地〒155-0031 東京都世田谷区北沢3-1-10-2F
電話番号03-3485-8196
公式URLhttps://www.alphacox.com/
Lumionで作成したパースイメージ
引用元:Act-3D B.V.公式HP
https://lumion.com/product/axogram

Lumionは、オランダAct-3D B.V.が開発するリアルタイムレンダリング・建築ビジュアライゼーションソフトです。BIMソフト本体ではなく、Revit・Archicad・SketchUpなどで作成したモデルを読み込み、施主提案用のパースやウォークスルー動画に仕上げる「後工程のソフト」という位置づけです。

Lumionの費用
  • Lumion View(1年ライセンス):40,700円〜(税込)
  • Lumion Pro(1年ライセンス):209,000円〜(税込)

※記載の金額は2026年9月時点の税込価格です(公式サイト掲載価格に消費税相当額を加算)。期間限定の割引が実施される場合があるため、最新価格は公式サイトでご確認ください。

こんな組織におすすめ
  • Revit・Archicad・SketchUpなどで作成したBIMモデルを、施主提案用の高品質なパース・動画に仕上げたい設計事務所・建設会社
  • コンペ用ビジュアルや360度パノラマなど、短時間でのプレゼン資料作成を重視する組織
  • LiveSync対応ソフトを使っており、モデリング作業と並行してリアルタイムに仕上がりを確認したい担当者
導入企業

Lumionの実績や事例は、公式ホームページに記載されておらず、見つかりませんでした。

提供企業名有限会社リビングCG(Lumion Japan・日本総代理店)
所在地〒105-0003 東京都港区西新橋2-33-4 プレイアデ虎ノ門801
電話番号03-6842-5660
公式URLhttps://lumion3d.jp/

無料で使える
BIMフリーソフトを
徹底解説

BIMフリーソフトは、完全無料で使えるものは少なく、有力ソフトはほとんどが有償ですが、RevitやArchicadなどBIMソフトの30日間無料体験版の利用や、SketchUpなど3D設計に対応したフリー版を試す方法があります。

導入前のお試しや初期費用削減に活用できるため、ぜひ参考にしてください。

BIMソフトの
価格や相場は?
導入費用を試算!

BIMソフトの価格や相場は?導入費用を試算!
用途・規模・体制に合わせて
無理のないライセンス設計を

BIMソフトの導入費用は、本サイトで紹介しているソフトを見ると年額数十万円程度が平均的な相場です。ソフトごとに価格やライセンス形態が異なるため、用途や予算、必要な機能に合わせて選定することが重要となります。それぞれのソフトの価格を比較して検討の材料にするのが良いでしょう。

チーム規模が大きいほど共同編集機能の有無やクラウド連携の使い勝手が重要になるため、体験版での検証を前提に、ランニングコストと導入効果のバランスを考慮して導入を検討してください。

※2025年6月18日時点:編集チーム調べ

BIMソフトのシェアは?日本と世界で比較

BIMソフトのシェアは?
日本と世界で比較!

日本では設計事務所と建設会社で選ばれるBIMソフトに違いがあり、業種や業務内容によってシェアが分かれています。世界では北米や欧州を中心に広く使われるソフトが市場をリードしており、地域や用途に応じて適切なツール選びが重要です。

BIMソフトの導入・リプレイスに関するQ&A
Q1. BIMソフトの導入は、何から始めればよいですか?

A. 最初に決めるべきなのは、製品名ではなく減らしたい作業です。

たとえば「設計変更のたびに複数の図面を直している」「他分野との納まり確認に時間がかかる」「数量や部材情報を何度も転記している」といった課題を一つ選びます。課題が定まると、必要な機能、試すべき業務、関係者に確認すべきデータ形式も絞り込めます。

まずは、現場で起きている手戻りを一つ書き出し、「誰が・何を・何回更新しているか」を整理するところから始めるのが現実的です。

Q2. 従来のCADとBIMは何が違うのですか?

A. CADは主に線や図形を用いて図面を作成します。BIMでは、壁・柱・設備機器などを属性情報を持つ3Dモデルとして扱う点が大きな違いです。

モデルから図面や数量表を切り出す運用にすれば、変更内容を関連成果物へ反映しやすくなります。ただし、BIMを導入しただけで、すべての図面や注記が自動で更新されるわけではありません。モデルで管理する情報と、図面で補う情報の線引きが必要です。

Q3. BIMを導入すれば、2D CADは使わなくなりますか?

A. 必ずしもそうとは限りません。提出図面への注記、既存案件の修正、取引先との受け渡しなど、2D CADを併用する場面は残ります。

問題になるのは2D図面があることではなく、同じ寸法や部材情報をBIMとCADの両方で別々に更新する状態です。モデルから出す図面の範囲、2Dで追記する範囲、変更をどこへ戻すかを決めておけば、二重作業は減らせます。

Q4. 新規導入とリプレイスでは、確認すべきことが違いますか?

A. 違います。新規導入では、これから行う業務に合う運用を組み立てます。リプレイスでは、既存の図面、テンプレート、部材データ、進行中案件をどう扱うかが加わります。

特に確認したいのは、過去データをどこまで引き継ぐか、進行中案件をいつ切り替えるか、移行期間中に二つの環境をどう使い分けるかです。すべてのデータを移す前提にすると、移行そのものが目的になりかねません。今後も使うデータを優先するほうが、判断しやすくなります。

Q5. ソフト代以外には、どのような費用を見込むべきですか?

A. ライセンス料は導入費用の一部です。比較時には、次の費用を分けて見積もります。

  • ライセンス、保守、クラウド共有環境などの利用料
  • PC、グラフィック環境、ネットワークなどの整備費
  • テンプレート、部材データ、命名規則などの初期設定費
  • 既存データの整理・移行や、外部とのデータ連携にかかる費用
  • 操作教育、ルールづくり、導入後の運用支援費

初年度の購入額だけでなく、2〜3年で必要になる総額と、削減したい作業時間を並べて判断すると、投資の優先度を説明しやすくなります。

Q6. 自社に合うBIMソフトは、どのように絞り込めばよいですか?

A. 機能の多さではなく、自社の業務を最後まで進められるかで比べます。候補を絞る際は、次の条件を先にそろえてください。

  • 対象分野と工程:意匠・構造・設備・施工のどこで使うか
  • 必要な成果物:モデル、図面、数量表、干渉確認、施工用データなど
  • 連携条件:取引先から受け取る形式、提出が必要な形式、共有方法
  • 運用条件:共同編集、ライセンス体系、サポート、教育の受けやすさ
  • 社内体制:作成者、確認者、最終承認者を置けるか

比較表を眺めるだけでは、導入後の運用は見えてきません。自社の案件を一つ想定し、その作業を完了できるかで判断するのが確実です。

Q7. 体験版やデモでは、何を確認すればよいですか?

A. 「操作できた」だけで判断すると、導入後に連携や図面化の課題が残りやすくなります。できれば実案件に近い条件で、次の4点を一連で試してください。

  • 対象範囲のモデルを作成または取り込めるか
  • 必要な図面・数量表・資料を出力できるか
  • 仕様変更後に、モデルと成果物をどう更新できるか
  • 取引先とやり取りするデータを読み込み・書き出しできるか

試す前に「何ができれば候補に残すのか」を決め、複数の候補を同じ条件で比べます。評価結果を担当者の印象だけに委ねないことも大切です。

Q8. 既存の図面やデータは、すべて移行する必要がありますか?

A. 必ずしも必要ではありません。進行中案件、今後も繰り返し使うテンプレートや部材データ、維持管理で参照する情報など、移行する価値が高いものから対象にします。

過去の図面を参照用データとして保管し、新しい案件から新環境を使い始める方法もあります。移行の対象、移行しないデータの保管場所、参照方法まで決めておくと、切り替え後の混乱を抑えられます。

Q9. 導入後に定着しないのは、操作スキルの問題ですか?

A. 操作教育だけが原因とは限りません。モデルの詳細度、部材データの使い方、ファイルの保存場所、変更時の連絡先、成果物の承認手順が曖昧なままでは、経験者でも作業を進めにくくなります。

導入後は「誰が作るか」だけでなく、誰が確認し、誰が最終的に決めるかを明確にしてください。まずは対象案件を限定し、運用上のつまずきをルールへ反映していく進め方が適しています。

Q10. BIMの実作業を外部へ依頼する場合、社内で何を準備すべきですか?

A. モデル作成、図面化、既存モデルの修正、部材データの整備などは、外部へ依頼できる場合があります。ただし、実作業を任せることと、設計上の判断や品質の最終承認を任せることは別です。

依頼前に、対象工程、成果物、使用データ、確認期限、修正対応の範囲を決めます。社内には、指示を出す担当者と成果物を承認する担当者を置く。この体制があれば、人手不足を補いながらBIM運用を進めやすくなります。

Q11. 導入またはリプレイスを決める前に、最後に確認すべきことは何ですか?

A. 次の6点に答えられる状態であれば、具体的な検証や見積もりへ進みやすくなります。

  • 解決したい業務上の課題は何か
  • 最初に適用する案件・工程・分野はどこか
  • 必要な成果物と、外部との連携条件は何か
  • 初期費用と運用費を含め、どこまで投資できるか
  • 作成・確認・承認を誰が担うか
  • 試用後に導入可否を判断する基準は何か

空欄が多い項目は、契約前に小さく試すべき部分です。すべてを一度に変えようとせず、効果を確かめられる範囲から始めることが、導入を前へ進める近道になります。